実はすごいぞ!ラジオ体操!
皆さんが一度はやったことがあるであろう、ラジオ体操。
だいたい子供の頃に夏休みの早朝にやらされて、
いやいややってた方も多かったのでは?
その頃のラジオ体操が身についちゃってるので、
大人になってラジオ体操をやる機会があっても、
なんとなく体を動かしたり、
ダラダラやっちゃったりするかも多いと思います。
ですが、
ラジオ体操は侮れませんよ!
肩こりや腰痛のある方、
本来のラジオ体操をしっかりやることで、
肩こりや腰痛の改善も期待できそうです。
しっかりやると全身の筋肉を動かすので、
普段あまり動かすことのない筋肉も動き、
コリの改善にもつながります。
ちなみに本来のラジオ体操の動きは、
かんぽ生命がyoutubeで紹介しています。
全部でたった3分強ですので、
よくテレビで紹介されている肩こり改善の体操や腰痛改善の体操よりも短く効率的にできます。
別に朝にやる必要はないので、
動きを覚えて1日1回でもやることで肩こりや腰痛の改善が期待できますよ。
かんぽ生命の動画をもとに、
ポイントを解説します。
なお、健康上の問題がない方(怪我してない、病気がないなど)向けの内容ですので、
無理はなさらないようにお願いします。
1.背伸びの運動:肩こりや姿勢の改善
まずは最初の背伸びの運動。
この動きは最後の深呼吸と似ているので、
深呼吸だと思ってやってる方も多いかと思います。
背伸びの運動というだけあって、
まず体全体を伸ばします。
このとき、
腕を大きく回しますが、
肩甲骨を意識してください。
腕を上に上げたときに、
さらに上に伸ばすイメージで肩甲骨を上にグッっと上げ、
腕を下ろすときは左右の肩甲骨が外側に開くようなイメージでおろしてみてください。
そうすることで、
肩こりを起こしやすい僧帽筋や首周りの筋肉が動きますので、
肩こりの改善が期待できます。
また、普段スマホを見るのにうつむき加減になることが多い場合は、
しっかり伸ばすことで姿勢の改善も期待できます。
2.腕を振って脚を曲げ伸ばす運動:肩こり改善や足の疲労回復
さて、この運動、足をベタッと地面につけたままやってる方が多いかと思います。
ですが、
この動画のとおり、
腕を交差させるタイミングでかかとを浮かせ、
腕を下ろすタイミングでかかとをつきます。
つまり、ほぼかかとを浮かせた状態で腕を振ります。
そうすることで、
ふくらはぎや太腿の筋肉を程よく使いますので、
筋肉が血管に対してポンプのように働き、
筋肉に溜まった疲労物質を流してくれます。
もちろん腕を振りますので、
僧帽筋が動いて肩こりの改善も期待できます。
また、つま先立ちで行うことで、
バランスを保つために体幹を使いますので、
体幹が鍛えられ、
体も温まります。
3.腕を回す運動:肩こり改善
この運動は、まさに肩こり改善のための運動です。
肩甲骨の動きを意識することはもちろん重要ですが、
このように腕を回すことは、
普段の生活ではなかなかありません。
肩こりを訴える方の多くは、
肩甲骨の外側にある大円筋や小円筋といった腕を回す筋肉が固い場合があります。
大円筋や小円筋が固いことも肩こりの原因と言われますので、
この運動によってそれらを動かしてほぐすことで、
肩こり改善が期待できます。
4.胸を反らす運動:肩こりや姿勢の改善
この運動も誤解の多い運動かと思います。
多くの人は、
腕を上げつつ顔も上を向き、
「胸」を反らす運動なのに「腰」を反らせているかと思います。
動画のように、
顔は真正面を向いたまま、
大胸筋を伸ばすようなイメージで「胸」を反らします。
普段、スマホをいじってるときは猫背気味になったり胸を縮こまらせた姿勢になってることが多いです。
そうすると大胸筋もあまり動かずに固くなり、
肩こりの原因になると言われてます。
そのため、この運動では大胸筋を大きく伸ばすことで、
肩こりの改善が期待できます。
5.体を横に曲げる運動:腰痛の改善
この運動、体を横に「大きく」曲げればいいと思ってませんか?
この運動の目的は体の側面を伸ばすことにあります。
大きく曲げれば確かによく伸びますが、
体が前にも曲がりやすくなり、
実際にはあまり側面が伸びていないこともあります。
ですので、ここではお腹の横の筋肉を意識して、
そこが伸びるように曲げてください。
動画にあるように、
体を大きく曲げる必要はないので、
腕を振る勢いも使って側面を伸ばしてください。
脇腹の筋肉が固くなることによる腰痛もありますので、
そのような腰痛の改善にもつながります。
6.体を前後に曲げる運動:腰痛の改善
この運動も腰痛にはとってもいいです。
まず前屈ですが、
ポイントは膝を曲げないこと。
膝を曲げずに前屈することで、
普段伸ばすことの少ない太ももの裏のハムストリングスが伸びます。
デスクワークが多かったりすると、
ハムストリングスが固まってしまい、
そのせいで腰の動きが制限され、
腰痛につながっていることもあります。
ハムストリングスをしっかり伸ばすことで、
腰痛の改善も期待できます。
次に後屈ですが、
これは膝を曲げずに反らせることが重要です。
あまり収縮することの少ない腰の筋肉を縮めるとともに、
腹筋を伸ばすことができます。
普段の生活で腰回りの筋肉はあまり動かすことがないので、
これも腰痛の改善が期待できます。
ただし、腰にヘルニアをお持ちの方などは痛みが出ることがありますので、
無理のない範囲で行ってください。
7.体をねじる運動:腰痛の改善
この運動のポイントは、
お腹周りの筋肉を意識することと、
体の中心線をぶれされないことです。
手の遠心力を使ってお腹周りの筋肉を伸ばし、
お腹周りの筋肉を使って体を戻すことで、
お腹周りの筋肉が鍛えられ、
腰痛の改善が期待できます。
また、中心線を保つことを意識することで、
体幹も鍛えられます。
8.腕を上下に伸ばす運動:姿勢の改善
この運動もダラダラ動く人が多いんじゃないでしょうか?
動画をご覧ください。
キビキビしてますよ(^_^;)
この運動では、
背筋を伸ばしたりつま先立ちになることで、
猫背がちな姿勢を改善し、
体幹も鍛えることができます。
9.体を斜め下に曲げ、胸を反らす運動:腰痛の改善と呼吸機能アップ
この運動のポイントは、やはり膝を曲げない、です。
体を斜め下に曲げるときは、太ももの裏のハムストリングスを伸ばすことを意識します。
6.と同様に腰痛改善につながります。
また、胸をそらすことで胸郭が広がり、
大きく呼吸することができるようになることで、
呼吸機能もアップします。
10.体を回す運動:腰痛の改善
この動きも普段の生活ではなかなかない動きです。
この運動でも膝を曲げないことがポイントです。
腰回りの筋肉を動かしてほぐすだけでなく、
太もも裏のハムストリングスのストレッチにもなりますので、
腰痛改善にいいですよ。
11.両脚で飛ぶ運動:全身のリラックス
この運動は脱力することで全身の筋肉をほぐし、
全身をリラックスさせます。
まとめ
さて、いかがでしたか?
11.のあとは2.の繰り返しと深呼吸なので割愛しました。
ラジオ体操は肩こりや腰痛にいい運動の宝庫です。
騙されたと思ってこれを参考に真剣にやってみてください。
結構息が上がるし、汗も出る方もいるんじゃないでしょうか?
これがたった3分くらいでできるので、
○回を×セットのような運動をするよりも効率よく肩こりや腰痛を改善できますよ。
もし時間がなければ、
肩こりであれば1.〜4.まで、
腰痛であれば5.6.7.9.10をやってみてください。
ぜひお試しあれ!
あ、NHKの回しものではございません・・・(^_^;)
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