健康業界の広告は難しくなる?
先日、消費者庁からこんなお達しが出ました。
内容をまとめると、
これまでよくテレビCMや広告等で、
「あくまで個人の感想です」や、
「効果には個人差があります」、
などとでていて、
これによりたとえ効果がなくても逃げ道になる、
というものが今後は通用しなくなるかもしれない、ということです。
これは美容や健康業界でよく使われている方法で、
実際に調べてみると、
こういった「打ち消し表示」というのは約9割の人が見逃している、
ということです。
まぁ、たしかに端っこに小さい文字で書いてあったり、
画面が変わる直前に読む時間もないくらい短時間に表示されたりと、
実際には読んでくれるな的な表示が多いように思います。
では今後はどうしなければならないかというと、
個人の感想に数字の根拠を載せなければならないとのことです(^_^;)
つまり、
何人に調査したうち何人がこう感じた、
などと実際に調査をして表示しなさいとのことです。
これは美容や健康業界的には困ったことになりそうです。
実際に調査したら効果が出たと感じた人が少数だった、
なんてことも十分にありえるからです。
もし数字を改ざんしたり、
示さない場合には景品表示法に抵触するおそれがあるとのことです。
ただこれは現段階では「調査報告書」という位置づけであり、
法律で決まったものではありません。
上記リンクの中では「ガイドライン的なもの」として扱っています。
法律にはなってはいませんが、
今後これまでと同じような表示をしていて、
仮に消費者から訴えが起こった場合には、
景品表示法違反として扱われることも出てきそうです。
これからの表示に注目ですね!
今日の雑感
また寝違えた…(T_T)